2013/10/31

Eva Barthasが演奏するトマジ「バラード」

パリ国立高等音楽院の第二課程修了試験の映像だそうだ。サクソフォンは、Eva Barthas氏による。

サクソフォンの自在なコントロールによる圧倒的な上手さ…というところにとどまらない。なんだか不思議な衣装での演奏だなあと思っていたら、途中から素敵な演出が入る。おそらく、楽譜に添えられたスザンヌ・マラールの詩を意識したものなのだろう。音楽科のみならず、舞踏科をも擁するパリ国立高等音楽院の強みだろうか。こういう発想、そして完成度の高いプレゼンテーションが凄いなと思う。

(だいぶ意訳な上にあまり韻を踏んでいないが…やっつけ仕事すみません)
夜も更けた頃、イギリスのメロディに乗せて道化師が語る
煙草をくゆらせ、口をついて出るその波瀾万丈のストーリー
客を笑わせるための、ダブダブの衣装と滑稽な化粧
サクソフォンはただ、愉しみと苦しみの間を行ったり来たり
いつの間にか道化の絶望は流れ去る
彼は再び観客を笑わせるのみ

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