2013/03/22

Legere Signatureを使ってみた

アメリカのLégère Reeds Ltd.が開発&販売を行い、日本国内ではグローバル楽器が輸入代理店を務める合成樹脂のリード「レジェール」。だいぶ前になるが新シリーズである"Signature"が出たとのことで、ようやく入手して使ってみた。

普段のテナーサックス(楽器本体はSelmer Reference 54)のセッティングは、Selmer S-90 170に3 1/2のヴァンドレンリード。リガチュアはBayのGP。ここに、3 1/2のLegere Signatureを付けてみた。普段使いで心地よく感じる硬さよりも若干柔らかくて、もう1/4ぶん硬いものがあったら、そちらを買ってしまうかもしれない(ただし、シリーズ中一番大きい数字が3 1/2であるため、これ以上の硬さは望めない)。

無印に比べて、ずいぶんと音色はケーンらしくなったような気がする。ブラインドであれば聴いている方にはわからないかも。自分の奏法の問題もあると思うのだが、高音ではあまり無茶な吹き方をすることができないが、きちんとアンブシュアを作れば、全音域にわたって問題無さそう。「正しく」演奏することで本番にも十分対応可能なリードではないだろうか。

さらなる改良を望みたい部分もあるが、無印の頃から比べて確実に進歩を続けているようで嬉しくなってしまった。合成樹脂のリードがケーンのリードを席巻する日も、あるいは近いのかもしれない。

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